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年間8600万円分が漏水 石垣市水道事業

対策予算に限り

 石垣市上水道・簡易水道の年間総配水量の8・6%に当たる70万立方㍍(7億㍑)が配水管や送水管から漏れていることが、2012年度の水道事業会計決算で分かった。市水道部によると、一般家庭の基本料金に換算すると8600万円分。地中に埋まる水道管から膨大な水量が失われたことになる。抜本的な漏水対策が求められそうだ。

 12年度の総配水量は810万9482立方㍍。うち料金収入の対象となった水量と、公園用水など料金徴収の対象とならない水量を合わせた有効水量は709万1298立方㍍だった。

 残りの101万8184立法㍍は、配水されたものの各世帯や各事業所の水道メーターまで届かなかった無効水量で、監査委員は「このうちの約70万立方㍍が配水管・給水管からの漏水だと考えられている」と指摘、「補助金などを活用し、一歩踏み込んだ漏水対策を行ってもらいたい」と要求している。

 水道部の瀬長幸弘部長は「毎年度、漏水調査を実施して漏水箇所の修繕を行っている」と説明するが、維持管理に関しては補助メニューがなく漏水対策にかける予算に限りがあるため、抜本的な対策につながっていないという。

 市議会一般質問で度々、漏水問題について取り上げている平良秀之氏は「厚労省の基準では道路境界線に最も近い敷地部分にメーターを設置しなければならないが、石垣市の場合は家屋や事務所に近いところに設置されているという特殊事情がある。このため屋敷内で漏水があってもメーターに反映されず、把握がしにくいのではないか」との見方を示し、「地道に、計画的に漏水調査を行い、修繕していくしかない」と話している。

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