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減圧症が増加傾向 八重山病院が注意喚起

減圧症の患者数

減圧症の患者数

歩行困難など重症化も

 今年9月に入り、ダイビングなどの潜水によって起こる減圧症で来院する患者が増加傾向にあることから、県立八重山病院では注意を呼びかけている。新空港開港にともなう観光客の増加による過密なダイビングスケジュールなどが背景にあると見られており、徹底した減圧症の対策が求められている。

 同病院によると、減圧症の患者は2009年に20人、10年に9人、11年に4人、12年に3人と減少していたが、今年8月26日に観光客の女性が減圧症で来院し、9月8日から同16日までの短期間にさらに4人が来院している。

 うち、観光客の男性(51)は高気圧酸素療法を受けているが、歩行や自身での排尿が困難な状況。

 減圧症は長時間の潜水や大深度潜水、急浮上などによって血液中に窒素の気泡が形成され、血管を閉塞(へいそく)して発症する。

 疲労や睡眠不足、二日酔いなどの体調不良時にも発症しやすい。

 手足のしびれや痛み、めまい、関節痛などの症状を起こし、重症化すると下半身まひになるケースもあるという。

 今回、来院した5人のうち、3人は1日に3回のダイビングを行っており、過密なスケジュールにより減圧症が発症したと見られている。また、インストラクター1人も来院し、減圧症に対する意識の低さが指摘されている。

 八重山ダイビング協会の園田真会長は「協会のホームページでも減圧症について紹介し、会員に周知しているが、加盟していないショップには伝わっていない可能性がある。また、若いインストラクターや新規ショップではダイビング客の要望を断り切れない状況にあると見られる」と話す。

 高気圧酸素治療を担当する麻酔科の上原真人医師は「減圧症は重症化や全国では死亡例もあるので、ダイビングの際は徹底した安全管理を行ってもらいたい」と注意を呼びかけている。

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