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台湾漁船と地元漁船が衝突 取り決め発効後初の事故

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共同利用水域内 操業ルール確立なし

 12日午後0時55分ごろ、宮古島北方海域で八重山漁協所属のマグロ一本釣り漁船「めぐ丸」(山城忍船長、4・9㌧)が台湾漁船に衝突されたと、同漁協から石垣海上保安部に通報があった。現場に向かった宮古島海上保安署によると、台湾漁船「明慶財12號」(乗組員5人、29・58㌧、船籍・高雄港)とめぐ丸が衝突した。めぐ丸の左舷中央が破損したが、両船の乗組員にケガはない。めぐ丸は自力で航行しており、漁協などによると、13日早朝に帰港する予定という。台湾漁船は蘇澳港に向かった。

 現場は池間島灯台から北西約68㌔の海域。日台漁業取り決めで台湾漁船の操業も認められている共同利用水域内で、5月の取り決め発効後初めての衝突事故。同水域内の操業ルールはいまだに確立されておらず、地元漁業者から取り決めの見直しを求める声が一段と高まるのは必至だ。

 保安署によると、同日午後0時ごろ、台湾漁船の船首とめぐ丸の左舷中央がぶつかった。台湾漁船には擦過痕、めぐ丸には縦1㍍幅5㌢の亀裂が確認された。保安署が事故原因を調べている。

 漁協などによると、集魚灯で一本釣りを行うめぐ丸は11日夕、同じマグロ一本釣り漁船の第一良福丸(又吉秀一船長)、えり丸(山城栄二船長)と出港。3隻は現場海域付近で操業した後、シーアンカー(海錨)を流して仮眠していたという。

 その後、えり丸がめぐ丸に無線で連絡をとろうとしたがつながらず、良福丸に連絡。良福丸がめぐ丸に無線で呼びかけたところ、「衝突された」と事故が発覚した。めぐ丸は新造船で11日に初水揚げ、この日が2回目の操業だった。

 保安署によると、めぐ丸の魚倉には若干の浸水があったが、船長がくみ出して収まった。両船に故障はなく、めぐ丸は同日午後7時15分、現場海域を離れた。良福丸とえり丸が伴走している。

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