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使用自粛に戸惑いの声 市立文化会館

一般利用団体の使用自粛が求められ、さまざまな意見が上がっている市立文化会館=5日午後

一般利用団体の使用自粛が求められ、さまざまな意見が上がっている市立文化会館=5日午後

市教委は対応に苦慮 施設の補修要求の意見も

 市立文化会館の老朽化に伴い市教育委員会が一般利用団体に使用自粛を求めている問題で、利用団体や関係者などからは「移転する場所も市教委のサポートもない。どうすれば良いのか」など戸惑いの声が上がっている。市教委いきいき学び課の宮良長克課長は「移転のサポートをするにしても取り壊しなどの具体的な日程が決まっていないので、動けない。移転場所もない」と話し、対応に苦慮している。

 同館は1952年、現在の大川保育所敷地に米国の支援を受けて建てられた琉米文化会館を、その10年後の62年に移転新築した建物。戦後の文化施設の乏しい時期に、同館を利用して映写会や演劇、ファッションショーなど多彩なイベントが開催され、大勢の市民が利用してきた。

 同館の会議室利用料金は午前の3時間で500円。同じ時間で市健康福祉センターの第1研修室の3000円と比べ、格安の使用料となっている。

 ある利用団体の代表者は「安くて利用しやすかったので残念。どこが危険で、いつまでに出ないといけないのかなど説明がないまま今に至っている。市教委のなし崩し的なやり方はおかしい」と不満を口にした。

 移転先が決まっていない市文化協会の石垣久雄会長は「取り壊しの具体的な日程が決まりもしないで移転先を探せと言われても困る。(コンクリートが)はく離している部分を補強して建物を使い続ける方向で考えてほしい」と施設の補修を要求している。

 一方、琉米文化会館の果たした役割などに詳しい飯田泰彦さんは「当時の職員の情熱はすごかった。取り壊されてしまうとしたらとても寂しいが、図書館や市民会館ができたことで文化会館の役割も徐々に失われてきたのかもしれない」と述べ、一定の役割を終えたとする意見も聞かれた。宮良課長は「取り壊しや今後の計画などが伝えられず苦しい状況。しかし、何か起きてからでは遅い。今すぐというわけではないが、お互い努力しながら移転先を探していくほかない」と話した。

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