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先日、西表島の海岸で見つかった郵便ポストが…

 先日、西表島の海岸で見つかった郵便ポストが、設置されていた宮城県南三陸町歌津に戻るのを祝い、現地で開かれた「結まーる あげぇポストのたびまつり」の記事が本紙で掲載され、後日、県内の民放テレビでも放送された▼まつり発起人の「BEGIN」が、八重山から付き添い、現地で「島人の宝」や、歌津の子どもたちが書いた作文をもとに作った曲「歌津さきてけさい」を披露した▼ポストは、11年3月11日の東日本大震災から1年9カ月にわたり海をさまよい、12年12月28日に約2400㌔離れた西表島で発見された。ポストはどこを通り、この小さな南の島にたどりついたのか▼今なお震災の爪痕が残る宮城県南三陸町。震災から2年5カ月ぶりに里帰りしたポストが、復興の一つのシンボルとなってくれればと願う。現地で八重山の温かい気持ちを伝えたBEGINもそれを望んでいることだろう▼石垣市では島崎藤村の「椰子の実」の詩が縁で毎年、愛知県田原市の関係者が、詩の中の「名も知らぬ遠き島」を石垣島に見立て、島の沖でヤシの実を海に投下する「椰子の実流し」が行われ、交流が続いている▼遠き島から流れ着いた椰子の実ならぬ、南の島に流れ着いた真っ赤なポストが、両地域の交流の橋渡しとなることを期待したい。(下野宏一)

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