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サンゴ 白化現象の回避期待

沖縄の南における8月上旬の平均海面水温(気象庁)

沖縄の南における8月上旬の平均海面水温(気象庁)

台風で海面水温低下か
八重山など沖縄の周辺海域

 八重山地方を含む沖縄周辺海域で8月の海面水温が高い状況が続き、石西礁湖内のサンゴ礁に大規模な白化現象を懸念する声がある中、台風12号が石垣島地方付近を通過したことで海面水温の低下が期待されている。環境省石垣自然保護官事務所の担当者は「石西礁湖では今のところ大きな白化現象はなく、台風で水温が下がったりするので大きな懸念はないが、今後とも注目したい」としている。

 気象庁によると、8月に入って海面水温が30度を超える海域が拡大。9日以降は先島諸島全域を含む北緯23度付近から沖縄諸島近海にかけて、広い海域で31度以上になるなど、かなり高い状態が続いていた。

 先島諸島以南の海域では、8月上旬の平均海面水温が30・3度と平年より1度高い状況となり、1985年以降、8月上旬で最も高かった98年と同程度となっている。

 サンゴの白化現象はサンゴ内部の褐虫藻(かっちゅうそう)が海水温30度以上で色素を失うことが原因として知られており、98年にも大規模な白化現象が発生したことから、再発を懸念する声が上がっていた。

 環境省石垣自然保護官事務所によると、小規模な白化現象は毎年発生しており、海面水温の高い状況が数週間続くと白化現象が起こるという。

 今回の台風12号の通過で、米原海岸でサンゴ礁の調査を続けているエコツアーふくみみの大堀則子さんは「干潮時に干上がってくる場所や淡水の影響を受けやすい場所で白化が見られていたが、今回の台風で水温が下がったので最悪の事態は回避できそうだ」と期待する。

  • タグ: サンゴ白化現象
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