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「まずは100件」 ひとり親在宅就業支援事業

「石垣市ひとり親家庭等在宅就業支援事業」の実践応対トレーニングでヘッドホンとマイクを付け、応対する受講生=9日午前、石垣市IT事業支援センター

「石垣市ひとり親家庭等在宅就業支援事業」の実践応対トレーニングでヘッドホンとマイクを付け、応対する受講生=9日午前、石垣市IT事業支援センター

受講生10人が奮闘

 ひとり親家庭の女性たちを対象にした「石垣市ひとり親家庭等在宅就業支援事業」の訓練が終盤を迎え、10人の受講生が奮闘している。同事業は在宅でインターネット接続サービスの問い合わせに応答するコールセンター業務を行えるようになることを目指すもの。8月の1カ月間は講師のサポートの下、実際の問い合わせに対応するトレーニングを行っており、受講生たちは緊張の中で助け合いながら業務をこなしている。在宅での就業が迫っている受講生たちの胸の内を聞いた。(松井弥恵子記者)

 

■「緊張で吐きそう」

 「極度の緊張で気持ち悪くなり、吐き気がした」ー。問い合わせに応対する一歩が踏み出せず、一日を終えたというAさん(46)の言葉だ。

 「(電話を)取らなきゃいけないのは分かるけど、その場から逃げ出したくて仕方なかった」と話す37歳のBさんの言葉からも、最初のステップに相当のプレッシャーを感じていたことが分かる。

 

■安定した収入

 ほとんどの受講生がコールセンター関連の仕事は未経験で、初心者の状態で訓練に参加している。

 仲地和美さん(47)は「ふたを開けてびっくり。教科書に何が書かれているかさえ分からなかった」と最初のころを振り返る。ある専門用語を調べると、さらに分からない単語が出現し、その繰り返しで最終的に意味が分からなくなったことも多々あったという。

 逃げ出したい気持ちやプレッシャーを感じながらも訓練を続けてきた理由をAさんは「環境が整えさえすれば全国どこででもできる。最後まで受講できれば、あとは頑張り次第で安定した収入も得られる」と語る。

 

■来月から自宅で

 9月からは、いよいよそれぞれの自宅で全国の顧客からの問い合わせに対応することになる。

 講師の満名美咲さんによると、100件をクリアするまでは緊張し、調べることも多いが、顧客の悩みの内容が大体分かるようになるという。

 仲地さんは「まずは独り立ち。目標は常に高く持ち、講師の方たちのように一人で処理できるようになるまで頑張りたい」、Aさんは「まだ手探りの状態だが、まずは100件達成を目指してめげずに頑張る」と前を向く。

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