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話題は早くも町議選へ 竹富町議会

野党多数で川満町政には厳しい状況が続いている竹富町議会。写真は6月定例町議会で町過疎地域自立促進計画が否決された際の採決状況=6月21日午後、議場野党多数で川満町政には厳しい状況が続いている竹富町議会。写真は6月定例町議会で町過疎地域自立促進計画が否決された際の採決状況=6月21日午後、議場
議会と当局の溝深まる

 専決処分の不承認やそれに伴う町長給与の減額など、議会と当局の溝が深まっている竹富町(川満栄長町長)。昨年9月の町長選挙で町役場移転に向けた住民投票の実施を掲げ、16年ぶりに2期目の再選を果たした川満町長だが、野党多数で選挙の「しこり」とも言える状況が続いており、町民の中では住民投票の実施時期や来年9月の次期町議会議員選挙が早くも話題になっている。(上地矢寸志記者)

 

■野党多数の議会運営

 町議会は現在、定数12人のうち与党4、野党8だが与党議員の1人は病気療養が続いており、実質的に与党3、野党8と川満町長は厳しい町政運営を迫られている。

 川満町政の1期目は与党多数だったが、昨年9月の町長選挙までに複数の町議が相次いで野党にまわり、対立が明確化。選挙後も野党系町議8氏が任意の会派を組織し、当局と対立する構図が続いている。

■町役場移転問題

 町内では選挙のたびに、町役場移転が争点となってきた。近年の町長選では推進派と反対派が交互に入れ替わっており、推進派の川満町長が2期目の再選を果たした意味は大きい。

 川満町長は「いずれにしても役場移転は避けて通れない最大の課題」と位置づけ、選挙公約に掲げた住民投票の実施時期を模索している。

 一方、住民投票で仮に賛成多数だったとしても、役場移転には議会で3分の2以上の同意を得なければならない。野党多数の現状で見通しは立たず、町役場職員や川満陣営の支持者からも、議会の同意を得ることは不可能だという見方が強い。

 このため、町民の間ではすでに、来年9月の任期満了に伴う町議会議員選挙が話題となり、次期町議選への出馬に意欲を示す元職や新人、今期限りで勇退の意思を示す現職の話がうわさに上っている。

■地域の代表者

 竹富町の町議は「地域の代表者」という意味合いが強く、政党に所属している議員は少ない。慣例的に地域単位で候補者を選出し、まとまった地域票で確実に町議を送り出している。

 過去の選挙では地域の有権者数が当落ラインに達しないことや調整不足で候補者が乱立し、共倒れで町議を立てることができなくなる地域もあった。

 現庁舎の老朽化も著しい中、役場移転を真剣に論議し、町の方向性を見いだせる地域の代表者を選出するためにも、各地域で早急な取り組みが求められている。

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