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「遡上高は30メートル前後」 明和大津波研究で後藤氏

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 八重山明和大津波研究会(正木譲会長)は22日夕、東北大学災害科学国際研究所の後藤和久氏(東北大学准教授)を講師に迎え、大浜信泉記念館で第6回学習会を開き、会員ら11人が参加した。  「明和大津波・津波研究はどのようになされてきたか」と題し講義をした後藤氏は、古文書に記録された遡上(そじょう)高85.4メートルは戸高と呼ばれる戸板(雨戸)を利用した当時の測量技術の精度に問題がある。2011年から12年にかけて痕跡がある地点約100カ所で高精度GPS測量を実施した結果から「実際の遡上高は30メートル前後と考えられる」との見解を示した。  さらに、岩石などに残留磁化として記録されている過去の地球磁場を分析することで、地磁気の逆転や大陸移動の様子などを調べることができる「古地磁気学的方法」を用いて「(まだアイデア段階だが)これまで年代値を出すことがなかったあらゆる巨石について適用できる可能性がある」と述べた。  参加者からは「名蔵地区に巨石があるが、津波と関係があるのか」「遡上高85.4メートルが誤解ならば、調査結果を正す必要があるのではないか」などの声があった。

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