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沖縄にとって特別な日。戦後68年、あすは…

 沖縄にとって特別な日。戦後68年、あすは沖縄戦の全ての犠牲者に鎮魂の祈りをささげる「慰霊の日」▼時の流れは毎年、沖縄戦をかなたの過去におしやりつつあるが、本紙連載「68年目の夏 語り継ぐ戦争」体験者の証言が示すように戦争による犠牲、痛恨の深さは今も消えることはない▼数年前、取材で南風原町の沖縄陸軍病院南風原壕群20号壕に入り沖縄戦を追体験した。壕内には米軍の火炎放射器による黒こげの壁や天井など、当時の生々しい戦争の傷跡が残り胸を打った。同行した元ひめゆり学徒の「どんなことがあっても戦争は二度とやってはいけません」と、悲しみをこらえ涙で訴えた言葉を忘れることができない▼戦争体験の風化が言われて久しい。沖縄戦の実相を次の世代にどう伝えていくか。それは現代に生きる私たちの責務であり真剣に取り組む課題となっている▼人の心があやふやになりつつあり、殺伐としたと表現される今の時代。戦争の悲惨さを子どもたちに知らせるだけでなく、命の重さ、尊さ、生きるという意味をしっかりと伝えたい▼激動する世界。安倍政権の憲法改正論議など、戦争体験者は戦前回帰を危惧する。悲惨な沖縄戦から学んだものは何か。「慰霊の日」は沖縄だけでなく、国民が考えをめぐらせ自らの心に問う日でありたい(鬚川修)

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