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肢体不自由児親の会カラフルが発足

障がい者の目線で要請を

 障がいや病気に限らず車いすを使用している肢体不自由児(者)を持つ親の連絡会「カラフル」(島内初美代表、会員8人)が5月10日に発足した。生活の知恵や役立つ情報を共有できる組織をつくろうという話があったのがきっかけ。発足したばかりで趣味活動の幅を広げる情報交換や、福祉制度の改善やバリアフリーに関する要請を行うなど、活動内容については模索中だが、島内代表は「障がい者側から改善点や気付いた点を要望として上げ、住みよい街づくりに生かしていきたい」と意気込んでいる。(松井弥恵子記者) ■結成の契機に  南ぬ島石垣空港が開港して3日後の3月10日、島内代表と車いすを利用している息子とともに空港内を見て回った。展望デッキは車いすでは海側の景色を見ることができず、島内代表は少しでもと息子を持ち上げ、海を見せた。  1階の到着ロビーで中央入り口近くにしか設置されていないオストメイト用トイレは、車いす利用者が入れない狭さ。島内代表は石垣空港ターミナルに改善を求めたが聞き入れてもらえず、「いろんな人が使いやすいようにと声を上げたが、個人の意見として流されてしまうのかな」と残念そうに語った。一人では限界があると感じたことが会結成の契機となった。 ■情報を共有し、幅広げる  同会は仕事や介助で忙しく、なかなか会員が集まれないため、基本的にはメールで生活に役立つ情報などを流し、共有し合っている。  5日午前、島内代表は会員らに声をかけ、車いす用のかっぱを紹介。インターネットをあまり活用していない会員も中にはおり、「こんなのあるんだ」「便利だね」と興味津々の様子で見入っていた。  最近はパラリンピックに向け、合宿で石垣島を訪れるアスリートもおり、子どもたちが趣味や興味の幅を広げられるように日程情報を発信することなども考えているという。 ■「会で要望を集約」  同会相談役の矢崎真一さんはダウン症の親の会「ピュアの会」の会員でもあり、「横の連携を取りながら長く続けていけたら」と話す。要請活動に対しては要望しても変わらないと考える親が増えていることを懸念し、「要望せず、立ち消えになることは良くない。行政と継続的に話し合える場が必要だ」と話している。  これまで時間や手間のかかる医療費の払い戻しの手続きや空港施設の改善などに個人で声を上げてきた島内代表だが、「やはり一人では弱い。会として要望を集約して上げ、より多くの人が使いやすい制度、施設にしていけたら」と話す。

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