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星空学びの部屋が完成 石垣島天文台

目玉は映像システム、宇宙旅行へ誘う屋上には反射望遠鏡も

 石垣島天文台(宮地竹史所長)が昨年12月から整備を進めていた「星空学びの部屋」が完成。来月にも施設見学者に一般公開される運びになった。目玉は太陽系や銀河などを居ながらにして見ることができる映像システム「4D2U」。「石垣島から宇宙の果てまで旅行できる」(宮地所長)というように、見学者は3Dメガネを使って、さながら宇宙を旅しているような気分にひたれる。  星空学びの部屋は2006年4月にオープンした石垣島天文台の施設計画の一環で、予算の関係で整備が遅れていた。  このため、天文台では市が申請した国の一括交付金の一部6000万円を活用し、総面積約65平方メートルの「星空学びの部屋」を増築。屋上にドーム付きの直径40センチの反射望遠鏡1台を設置したほか、移動可能な10センチ望遠鏡や双眼鏡をそろえた。  星空学びの部屋は文字通り、月や金星、火星、木星などの太陽系、地球から何億光年先にある銀河などを居ながらにして見ることができるレクチャールーム。  「4D2U」と呼ばれる映像システムで、200インチのフルハイビジョンスクリーンに映し出される画像を3Dメガネをかけて楽しむ仕組みだ。  月探査衛星「かぐや」が撮影した月面のクレーターや米国の有人宇宙飛行船「アポロ8号」が人類史上初めて月に降り立ったとされる際の地形もかぐやのデータで確認できる。また、参加者が「土星へ行ってみたい」と希望すれば、土星の画像をあらゆる角度から楽しむことも可能。  天文台では、学びの部屋の定員を1回当たり30人と決め、天候不良でむりかぶし望遠鏡による星空観望会ができない場合や日中の施設見学などで、このシステムを活用していくことにしている。  宮地所長は「小型望遠鏡は子どもたちに操作方法を教えることで教材として使用できる。今回はバリアフリーのトイレも併せて整備したので、車いす利用者も安心して星空観望が楽しめる。オープン当初からの懸案が実現し、これで名実ともに天文台としての機能を果たすことができる」と話した。

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