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青い海に青い空、耳にハイビスカスの花を…

 青い海に青い空、耳にハイビスカスの花を添え、ほほえむ黒髪の美女。南国イメージポスターの定番で、映画などあらゆるシーンに登場する▼ハイビスカスは、カクテルや料理に添えるだけで視覚や味覚も演出するし、成分は目に良いとされるアントシアニンやビタミンCを含み、茶やアロマエッセンスの原料としても利用されている▼ところが石垣市では仏桑花、後生(グショー)の花とされ、庭木としてはなかなか普及しなかった。これが広がったのは昭和30年代。風雨に強く、成長が早くて生け垣に適していることから、入植地で活用された▼現在では四季のない島を彩る植物として観光地や道路植栽、さらに防風林用として幅広く使われるようになり、ハイビスカスを植えた住宅もかなりの軒数で見かける▼しかし、ハイビスカスはランと並んで観賞植物として人気が高い。次々と品種改良が進み、いまでは3000種近くの種類があるという。この改良種におされ、小ぶりで一重の在来種は次第に減っている▼数年後には、人目をひくハワイ種が一般的になっているかもしれない。在来種をどうするのか、行政や関係者が意識しないとダメで、ぜひ公共施設や観光地、道路植栽、防風林への在来種使用を申し合わせてほしい。(黒島安隆)

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