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中国監視船、漁船2隻に接近 最多の8隻が領海侵入

一時、緊迫する場面も
 23日午前、尖閣諸島周辺の領海に中国の海洋監視船8隻が相次いで侵入した。昨年9月の日本政府の尖閣諸島国有化後41回目。中国公船の数としては最多となる。8隻のうち1隻が、日本の政治団体主催の集団漁業活動に参加していた漁船2隻に接近した。船長らによると、最接近はわずか20~30メートル。漁船に近づこうとする中国船に、海上保安庁の巡視船が割り込んで並走するなど、尖閣周辺海域は一時、緊迫した。  第11管区海上保安本部によると、8隻は同日午前7時25分~同8時25分ごろにかけ、魚釣島や久場島沖の領海に侵入した。  一方、約80人が参加した集団漁業活動を目的の漁船9隻は同日午前6時すぎから魚釣島周辺海域に到着。中国船の領海侵入を受け、海上保安庁の指示で尖閣諸島周辺を離れた。  午前9時すぎ、石垣港に向かっていたところ、第11善幸丸(名嘉全正船長)に中国船が接近。名嘉船長によると、後方から汽笛を鳴らしながら近づいてきた。乗り込んでいた一般参加の男性(37)は「20分くらい、追いかけられた感じだった」と証言した。  この後、海保の巡視船が割り込んできたため、中国船は前方へ。第一並里丸(並里学船長)を追走して横に並んだ。並里船長は「しけで前の漁船を見て操舵(そうだ)していたが、気がついたら隣にいた」と振り返る。並走は20~30分間続き、20~30メートルまで近づいたという。海保の巡視船の割り込みで逃げることができた。  並里船長は「不謹慎かもしれないが、ドキドキした。本当にやるんだなーと思った」と驚いた様子で話し、「海保が割り込んでこなかったら、事故が起きていたかもしれない。海保が体を張って守ってくれた」と胸をなで下ろした。  千葉県から同活動に参加し、第11善幸丸に乗り込んだ男性(37)は「威嚇されている印象を受けた。何で逃げないといけないのか」と悔やんだ。  主催団体の水島総幹事長は「中国はわれわれを完全に意識して監視船を出してきた。日本の漁船を尖閣に行かせないための脅しだ。日本は断固とした態度をとらないとまずい」と話した。
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