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漂着ブイ、9割超が中国産 防衛大の山口教授が調査

実態発信と発生源対策を
 1998年から16年間にわたって県内の漂着ごみ調査を続けている防衛大学校建設環境工学科の山口晴幸教授(64)=神奈川県=はこのほど、郡内の春季調査を終えた。山口教授は近年、漁具などで利用されたプラスチックブイの漂着が目立つことから、ブイの国籍を調べたところ、漂着したブイ6412個のうち中国から漂着したブイが5943個と全体の93%を占めていることが分かった。  山口教授は3月27日から4月10日にかけて、与那国島8海岸(延長1.83キロ)、西表島11海岸(10.5キロ)、石垣島7海岸(6.32キロ)、波照間島1海岸(0.62キロ)を調査。  与那国島で漂着ブイ958個のうち、中国から漂着したブイが829個で87%を占め、台湾16個、韓国13個、日本10個で国籍不明が90個あった。  西表島では漂着ブイ3937個のうち中国が3687個で全体の94%。石垣島では漂着ブイ1484個のうち1396個と全体の94%を占めている。  調査結果に山口教授は「清掃活動が活発になっているが、最近清掃したような海岸でも大量のブイが漂着している。各島々北東部の海岸への漂着が多く、発生源対策をしなければたまっていく一方だ」と漂着ごみ対策の必要性を強調。  中国産のブイが多いことに「いろいろな国のものが漂着しているが、中国製のものが最も多く占めており、これだけの量が漁業者から流れ出ているとは考えにくい。不要になったブイを不法投棄している可能性もあると考えられる」と話し、プラスチックブイの製造過程で有害物質が含まれている可能性も指摘した。  また、「観光面でも海岸の環境保全は重要だ。発生源対策は国が訴えるだけでなく、中国から来た観光客や姉妹都市など自治体間の交流の中で、中国発の漂着ごみが流れ着いている実態を伝えていく必要があるのではないか」と提言した。

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