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「エサの節約で飢餓解消を」幸せつくる畜産で講演

 (有)シェパード中央家畜診療所(鹿児島)の松本大策獣医師が5日午後、八重山農林高校で、畜産科と生活科学科の生徒を対象に「しあわせを作り出す畜産」のテーマで講演した。  松本氏は、世界で生産される穀物の60%以上が家畜のエサとして使用され、そのエサを20%節約できれば世界中から飢餓がなくなると話した。  そのうえで現在の肥育方法について「牛は18~19カ月で体重が決まる。後は肉にサシを入れるために穀物を食べさせている」と指摘。20カ月時点で出荷すれば、1頭当たり3トンの穀物を節約することを紹介した。  また、牛肉市場で「サシ離れ」が進んでいるにもかかわらず行われている「サシ重視」の肥育について「新しい価値観をつくり出す必要がある」と述べた。  また、全国の高齢者をターゲットにした「長寿としあわせの島石垣プロジェクト」として、経産牛を肥育した「石垣長寿牛」と肥育20カ月で出荷する「石垣若牛」の2つのブランド化を提示。生徒たちにこれらを使ったレトルト食品の開発に協力を求めた。  最後に松本氏は「正義の味方は君たち。おかしいと思ったら若い力で自信を持って解決してほしい」と要望した。  講演に対し生徒を代表して迎里和真さん(畜産科3年)が「畜産科で牛について学んでいるが、きょうの講演を聞き、牛についてますます勉強したくなった」とお礼を述べた。

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