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宮城県の漁船が漂着 東日本大震災で流出

1年10カ月2800キロ余を漂流
小浜島細崎
 東日本大震災で流された宮城県漁業協同組合寄磯支所所属=石巻市寄磯浜前浜=(牡鹿半島北部)の漁船「成福丸」が、小浜島細崎港の南西約1キロのリーフに反転した状態で乗り揚げているのが発見され、30日午前、細崎港に引き揚げられた。同漁協寄磯支所の職員によると、成福丸は東日本大震災が発生した2011年3月11日、津波により寄磯漁港から沖合に流され、行方が分からなくなったという。職員の会津守伸さんは「驚きとともに、見つかってうれしいという気持ち」と話した。  成福丸は寄磯漁港から2800キロ以上離れた小浜島細崎に、1年10カ月以上かけてたどり着いた。船体には藻や貝がこびりついているものの、大きな破損は見られなかった。  船体には「MG3|37998」の番号があり、確認したところ、宮城県の漁船と判明した。  細崎港に船体を引き揚げた漁師の比嘉誠さんによると、今月19日ごろに成福丸がリーフに乗り揚げているのを漁師仲間が確認。再び漂流した場合、他の船への衝突や網など漁具を破損させる恐れがあり、石垣海上保安部と竹富町水産課の立ち会いのもと、船を港へ引き揚げた。  比嘉さんは「震災からもうすぐ2年がたとうとしているのに、津波に巻き込まれた船がこんなに遠くまで来るなんて、自然の力の脅威を感じた」と述べた。  竹富町農林水産課の大屋裕次主任によると、宮城県農林水産部を通して船の持ち主と連絡をとり、今後の船の取り扱いについて話し合う予定。
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