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西表島には数多くの伝承がある。大蛇に猛獣…

 西表島には数多くの伝承がある。大蛇に猛獣・ヤマピカリャー、人食いワニなどで、島の大自然のもとでは、その話に違和感を覚えない▼浦内川や鹿川に棲み、退治されたとされるワニの伝承は、奄美大島や八丈島にイリエワニが漂着した例があり、台風などで流されたフィリピンあたりのワニが、黒潮にのって流れ着いた可能性も▼温暖な気候の西表や石垣島などは、あらゆる動物の生息適地になる。これが近年、深刻な事態を招いている。観光施設に持ち込まれたクジャク、キビ害虫駆除で導入されたオオヒキガエル、ペット用のグリーンイグアナ、キジの繁殖を抑えることができない▼在来の小動物を捕食し続けており、環境省は野生化したイグアナの捕獲作戦を繰り広げる予定だ。成長すると1.8メートルにも達するグリーンイグアナは、1995年ごろから目撃例があり、いまでは100頭以上が生息していると推定されている▼繁殖に伴ってイグアナ出没の目撃も増え、海水浴を楽しむ観光客を驚かせ、明石小では砂場から卵、倉庫からは幼体が見つかった▼問題なのは、ペットとして何が飼われているのか、その把握が困難なこと。名蔵でワニ捕獲例もあるようで、今後どのような生物が出現するのか予測がつかない。ペットの登録制など独自の条例化も必要だろう。(黒島安隆)

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