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安全対策で緊急講習会 うつぶせ寝死亡事故問題

「受け皿不十分」対応問う声も
 民間の個人託児所でうつぶせで寝ていた乳児の死亡事故が2年間で2件起きた事態を受け、石垣市は20日夜、市健康福祉センターで事故防止と安全対策に関する緊急の講習会を開いた。睡眠中に突然死亡する乳幼児突然死症候群(SIDS)などから赤ちゃんを守るため、早期に気づくための知識や、迅速に救命措置ができる技術の習得を呼び掛けた。一方、フロアから「(乳幼児の)受け皿づくりをどうするのか。行政には制度的な問題として対応してもらいたい」と課題も突きつけられた。  講習会には約200人が出席、今回の事故を深刻に受け止めていることがうかがえた。森永用朗福祉部長は「市、県、関係機関、保育従事者が連携し、このような事故が起きないよう気を引き締めて保育支援に努めていくことを確認しよう」と訴えた。  県八重山福祉保健所の糸数公保健総括兼健康推進班長は、SIDS防止のポイントとして▽うつぶせ寝は避ける▽両親はたばこをやめる▽できるだけ母乳で育てる―を挙げた。  市消防署伊原間出張所の新城剛救急救命士は「早期に発見して迅速に手当てをすれば救命できる」として知識と技術を身につけることの重要性を強調、小児に対する救命措置を実演した。市消防は偶数月の第3日曜日に小児(乳児)用救命手当ての講習会を開催している。  講習会では市の今後の対応について説明がなく、フロアから、石垣市の出生数は年間500人超なのに対して、保育園の受け入れ可能人数が大幅に少ない実情を指摘し、「働く親は子どもをどこに預ければよいのか。受け皿づくりを制度的な問題として具体的な形で示してほしい。行政として動いてもらいたい」との切実な声も。  託児所の事故で次男をなくした仲間光明さん(35)は「法を満たしていない無届けの託児所もある。行政としてどうするか説明がなかったのが残念」と不満をもらした。

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