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ジュゴンの生息域調査 北海道大の大泰司研究員ら

 北海道大学総合博物館資料部の大泰司紀之(おおたいし・のりゆき)研究員らによるジュゴンの調査が7日から10日まで西表島南風見田の浜を中心に行われている。  同調査は、国立情報学研究所科学研究費助成事業「琉球列島ジュゴン個体群保全のための個体群解析」の一環で、琉球列島やその周辺のジュゴン個体群間の関係性と遺伝学的特性を明らかにするのを目的としている。  国内でのジュゴンの目撃情報は沖縄本島北部の東海岸を中心に報告されているが、15世紀から19世紀にかけての琉球王朝時代には、ジュゴンの肉は新城島で御用物とされており、八重山近海に広く分布していたことが予想されている。  2006年には「八重山にジュゴンをとりもどそう!」をテーマに、石垣市内でシンポジウムが開かれ、新城島下地の七問(ナナゾウ)御嶽に奉納されている100頭余のジュゴンの頭骨が報告された。  02年には西表島西側での目撃例もあり、大泰司氏は「1960年代以降も西表島近海での目撃例があり、豊富な藻場もある。ジュゴンのかみ跡などが確認されれば、貴重な自然環境として奄美・琉球諸島の列島世界遺産登録への後押しにもなる」と話した。  調査範囲は、南風見田の浜から東へ約5キロ以内、沖合約200メートル~約1キロとなっており、シュノーケリングでジュゴンが食する海草のリュウキュウスガモなど、藻場の状況を確認する。

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