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玄関に掛けた大形カレンダーも最後の一枚に…

 玄関に掛けた大形カレンダーも最後の一枚になった。戸を開閉するたびに風にあおられ、ひらひら揺れている。総選挙を控えているとはいえ、まるで残された日々のはかなさを示すかのようだ▼今年は沖縄の我々にとって実にたまらない政治状況が続いた。幾多の俊英記者や論客が沖縄についてさまざまな意見を述べたが、現在、当の政治家たちは票を求めてあれこれと人気取りを弄するばかりだ▼しかし確実に見えてきたこともある。沖縄への「差別の構造」「犠牲の構造」である。例えばフクシマの原発事故とからめて、日本の中央と地方の差別を問う論調があった▼それはまさしく正論だと思われるが、ただ今、フクシマに向かってもう一ぺん原発を誘致したらとは誰も言えないはずであるが、沖縄に対しては負担強化にほかならないオスプレイ配備を強行したのである。政府首脳以下、官僚その他皆涼しい顔だ▼沖縄の人間はこれまで差別についてあまり多くを語らなかったが、しかしオスプレイ配備反対県民大会では(八重山大会においても)人々は大声で明確にそれを指摘し、その不公正を糾弾していた。そして強行配備となるや毎日抗議集会の連続である▼当然だ。この憤激をバネにして来年こそはぜひ「沖縄の春」を呼びよせたいものである。(八重洋一郎)

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