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「バリ石も指定を」 国の天然記念物からもれる

津波石で世界一
 国の天然記念物に指定するよう文化審議会が答申した石垣島東海岸の津波石群に、ハマサンゴとしては世界最大の津波石と言われる伊原間東海岸の通称バリ石が含まれていないことに対し、地元住民から早くも追加指定を望む声が上がっている。伊原間公民館の根間建有館長は「津波石として世界一(のハマサンゴ)なのに…」と落胆、「次はぜひ指定してほしい」と追加指定を訴えている。  市教育委員会文化課によると、津波石の指定には文化庁が積極的だった。指定される予定の四つの津波石のほか、伊原間、星野などにある他の津波石も調査したが、今回は古文書に記録されている津波石を優先したようだ。  津波石群のうち、「高こるせ石」「あまたりや潮荒」「安良大かね」は明和大津波(1771年)の被害を詳細に記録した大波之時各村之形行(なりゆき)書(奇妙変異記含む)に記述されている。  一方、バリ石に関しては古文書に記録はないが、明和大津波によって打ち上げられたとする学術論文(後藤和久東北大学大学院助教授)が2010年1月21日付の国際学会誌に掲載され、科学的に証明された。  後藤氏の調査によると、バリ石は直径9メートル、高さ3・6メートル、重量は推計で220トン。  根間館長は「バリ石は学術的にも明和大津波で打ち上げられたことが証明されており、ハマサンゴとしては世界一大きい。津波であれだけ大きなサンゴが浜に打ち上げられた。バリ石を天然記念物に指定することで、津波の威力やすさまじさを知らしめることができる」と意義を強調している。
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