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津波石群国の天然記念物に 津波大石(大浜)など4カ所

全国初、防災面で教育に活用
 国の文化審議会(宮田亮平会長)は16日、1771年の明和の大津波などで移動したことが実証されている直径約11.5~7.3メートルの4つの巨石を、「石垣島東海岸の津波石群」として天然記念物に指定するよう田中真紀子文部科学大臣に答申した。順調に行けば、来年2月ごろの官報告示で指定される見通し。津波に関わる天然記念物としては、全国で初めてのケースとなる。  指定されるのは津波によって移動したとされる大浜の崎原公園内にある「津波大石(つなみうふいし)」、同じく大浜の畑地にある「高こるせ石」、伊野田の畑地にある「あまたりや潮荒(すうあれ)」、平久保半島安良の浜辺にある「安良大かね(やすらうふかね)」の4つ。  4つの岩はいずれも歴史的な裏付けや科学的な検証の結果、津波に由来することが実証されており、明和の大津波について八重山から琉球王府へ被害状況を報告した「大波之時各村之形行書(奇妙変異記も含む)」に記述されている。  その中で最も大きい「津波大石」は、最大直径が約11.5メートル、奥行き約9.6メートル、高さ約6メートル。表面に付着しているサンゴの年代測定の結果から約2000年前の先島大津波によって打ち上げられたものであると推定されている。  残りの3つは明和の大津波に由来することが明らかになっており、最大直径が7メートル台と「津波大石」に比べて比較的小さめ。「安良大かね」は流紋岩で鉄分を含んでおり、所々赤いのが特徴。昔あった場所から55メートルほど北側に移動したことが分かっている。  大城浩県教育長は「適切な保存管理のもと、さまざまな活用が図られていくことに期待する」と述べ、玉津博克市教育長は「自然災害の怖さとして記憶にとどめ、防災の大切さを全国に発信していきたい」、中山義隆市長は「防災の意味も含めて教育分野にも活用できればと思う。観光につながることも期待できる」と喜びを語った。

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