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名蔵アンパル園地整備で提案 自然・環境教育の拠点に

 環境省が計画している「西表石垣国立公園名蔵アンパル園地整備」について、アンパルの自然を守る会(西村友三郎、廣川潤共同代表)はこのほど、子どもたちの自然・環境教育の拠点となる施設の整備などを求める提案書を環境省石垣自然保護官事務所に提出した。  名蔵アンパルは、水鳥や八重山諸島特有の猛きん類、甲殻類など、多様性の高い生息地となっており、2005年にラムサール条約に指定された。  アンパル周辺には国立公園としての利用施設がないため、道路から展望する利用が主体となっているのに加え、公園利用者が干潮時に無秩序に干潟に入るなどの問題が生じている。  そのため、環境省では国立公園の保護と利用のバランスを考えた整備を計画している。  整備計画の素案では、名蔵アンパル北東側の県道208号線に接する神田橋付近を予定しており、マングローブ林を散策する約1.5キロの木道や歩道、駐車場、公衆トイレ、情報施設の整備を予定している。  同守る会では素案について、「立地予定地は生物調査が行われていない場所で、生物に与える影響が不明」「管理者のいない駐車場、トイレ、木道ができればごみの不法投棄、希少生物の不法採取、乱獲が懸念される」と指摘。  園地整備計画に対し、子どもたちの自然・環境教育の拠点となるよう「継続的な調査・研究が可能な施設」「市民が集い保全事業ができる施設」「ガイドを養成し、観光客や利用者を案内できるようにする」などを提案し、素案に加え水洗い場、事務所(管理者詰め所、資料室)、教室(会議室)の整備を求めた。  環境省那覇自然事務所の植田明浩所長は「まだ、素案の段階で決定ではない。地域の意見を聞きながらより良いものにしていきたい」と話した。

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