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JTA与那国~石垣路線、来年1月8日に撤退

「県民の翼」に疑問の声も
 日本トランスオーシャン航空(JTA)が与那国|石垣間の航空路線撤退に向けて準備を進めており、2013年1月8日から琉球エアーコミューター(RAC)が、石垣間を毎日2往復(週4日は3往復)、那覇間を毎日1往復運航する。すでにダイヤが変更され、予約受け付けも始まっている。町民や宿泊関係者からは、観光客の減少やカジキなどの生産物の流通への影響が懸念されている。(高良新輝記者) ■「航空会社の現状」  JTAの親会社・日本航空(JAL)は、機体数削減による効率化を図ることにしており、JTAでは2012年度中に現在の15機体制から12機体制への機体削減を目指している。  与那国~石垣線は、今年4月から9月までのJTA輸送実績が提供座席5万2110席に対し、旅客数は2万2910人、利用率が44.0%と半分以下になっているため、採算路線の見直しとしてJTAの与那国路線を撤退する。 ■「JTA撤退による影響や懸念」  現在の与那国~石垣便はJTA(座席数150)が毎日1往復運航しており、RAC(同39)は週4日1往復。1週間の提供座席は片道で1206席だが、JTA路線が廃止されると702席まで減少する。  与那国~那覇便は週4日1便から毎日1便に変更される。  10月29日には大型ホテルの与那国アイランドホテル(客室77室)も営業を再開し、「与那国観光を盛り上げていこう」という機運に水を差す形となっており、ホテル側も「逆風が吹いているようだ」と話す。  また、漁業者や農業者もカジキ、野菜といった生産物の積み込みが制限されることを恐れているが、JTA側では「カジキも2本乗せることができ、那覇行きも毎日あるので1週間で50本運ぶことができる。問題ない」と話しており、13年3月からは石垣間の往復2便を毎日3便に増やす計画。  宿泊施設関係者は「往復便が増えることにより、宿泊せずに日帰りの観光客も増える可能性がある」と不安がる。  また、町民からは「便数が増えることで、石垣島への行き来がしやすくなるのはいいが、機体が小さいので欠航便も多くなりそう」との意見もあった。  外間守吉与那国町長は「とてもショックを受けている。従来通りの運航をお願いしていたのに、このような結果になるとは残念。地域住民の生活を守る『県民の翼』として疑問を持たざるを得ない。今後はJTA便の再開を求めて要請していきたい」と話した。

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