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有害鳥獣対策 小浜島で初、銃器駆除へ

黒島での実施も検討
 竹富町(川満栄長町長)はこのほど、県猟友会八重山支部内の分会「竹富町猟友会」(河合正憲会長)の会員35人を町鳥獣被害対策実施隊に委嘱し、そのうち3年以上、継続的に狩猟登録を行っている29人に対し鳥獣捕獲員の辞令を交付した。11月8日から小浜島では初めて、銃器を使ったインドクジャクの駆除作業も行う予定でインドクジャクやカラス、イノシシなどの駆除作業を強化する。(上地矢寸志記者)  町内ではクジャクやカラス、イノシシなどの有害鳥獣による農作物への被害が相次いでいることから、駆除に向けて町では昨年度、町有害鳥獣対策協議会と町クジャク防除対策協議会を設置。西表島の猪垣整備や黒島で箱ワナによるクジャクの駆除作業を実施してきた。  パインの収穫期には西表島でカラスによる被害が相次ぎ、農家から猟友会員への駆除依頼も多い。有害鳥獣駆除申請も毎月更新しなければならず、町猟友会の高田見誠副会長も「駆除してもなかなか追いつかない」と嘆く。  その中で、町は猟友会員を支援することで有害鳥獣による被害低減を図ろうと、農林水産省の2012年度鳥獣被害防止総合対策事業を活用し、町鳥獣被害対策実施隊を設置、対象鳥獣捕獲員の辞令を交付した。  対象鳥獣捕獲員となることで猟友会員らは▽狩猟税の軽減▽公務災害の適用▽活動経費に対する特別交付措置▽ライフル銃の所持許可の特例などの優遇措置が適用される。  これに河合会長は「農家の悲鳴は大きく、それこそ手弁当で依頼に応えてきた。組織立って対策に乗り出すこともこれまでになかったが、法令順守と安全確保を肝に銘じて駆除に取り組みたい」と意気込む。  また、町では年度内にも西表島ヤッサ地区に約3キロの猪垣を整備するほか、11月8日から来年1月11日まで、小浜島の6地区で銃器を使用したクジャク駆除を実施する。  白保隆男自然環境課長は「クジャク対策にはこれまでワナだけで取り組んできたが、猟友会に依頼して銃器を使った効果も確認し、黒島での活用も視野に入れ検証したい」という。  畜産業の盛んな黒島で銃器を使った駆除作業も検討していく考えで、猟友会と連携した有害鳥獣駆除事業に農家の関心は高く、期待が寄せられている。
  • タグ: インドクジャク外来種害鳥獣駆除
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