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国際線誘致に全力あげよ

新空港開港まで半年切る
■高まる祝賀ムード  来年3月7日の新石垣空港開港まで約5カ月になる。  土木本体工事は完了し、先には滑走路や進入橋架の試験点灯も行われた。これから次々と検査が入り、11月には国交省が実際に飛行機を飛ばして最終チェックする。  旅客ターミナル建設工事も着々と進む。開港式典・祝賀会も実行委員会を組織し、内覧会や1000人規模の大祝賀会を計画、さらに初便就航セレモニーや開港記念の全国のやいまぴとぅ大会などを盛大に催す。  工事着工まで30年余りも空転、長い歳月を要しただけに祝賀ムードでいっぱいだが、すでに厳しい現実も突きつけられている。  新空港建設で訴え続けていた輸送力の強化は、航空業界の激しい競争で、コンテナ搭載中型機の就航は厳しい状況にある。  開港と同時にLCC(格安航空会社)のスカイマーク社が那覇|石垣路線への新規参入を予定しており、宮古地区と同様に市場競争に伴う運賃の低減化、誘客力のアップが見込まれる。  農水産業なども積み荷制限の解除などで一定の効果は期待されるが、コンテナ輸送ができないと今後の展開に難しいものがある。 ■本土直航便も復活へ  新空港開港に向け、航空会社にも新たな動きが出てきた。全日空(ANA)は下期輸送事業計画の一部を変更、10月28日から石垣~関空(関西空港)・宮古、さらに来年1月8日からは石垣~中部(名古屋)線を再開、石垣発着路線を拡充すると発表した。  同社の直航便は2006年11月に運休して以降6年ぶりの復活で、宮古路線はジェット便を就航させ、パイプを太くする。一方、沖縄~石垣は10往復20便から9往復18便に減らす。  これにより開港時には日本トランスオーシャン航空(JTA)の東京、関西を含め本土路線が充実することになる。  現空港は滑走路が短いため、天候によって乗客や貨物の重量制限があり、本土直航便といいながらも石垣発は実質宮古や那覇経由便だった。  新空港ではその制限がなくなり、航空会社にとって直航便のコストが低減されることに加えて、燃料税の那覇並み引き下げも大きく影響したものと見られる。  航空3社の路線は今後、互いの動きを見極めながら設定されてゆく見通しだが、観光業界が切望している羽田や福岡便の定期化も明るい展望が開けそうだ。 ■海外戦略の具現化を  現在、開港に向けた誘客キャンペーンが本土各地で行われているが、独自のターミナルを構える国際線の取り組みが遅れがちだ。  本島地区では、外務省が沖縄を訪れる中国人観光客に対し、3カ年有効で何度でも来日できる数次ビザを発給したことから、入域者が大幅に増加。また旅行社と民間医療機関が連携し、富裕層を対象に観光と検診を合わせた新ビジネスに取り組んでいる。  ところが八重山は海外をターゲットとした受け皿づくりは不十分だ。  確かに台湾キャンペーンを催し、県と連携して韓国、中国キャラバンなども予定されているが、国境の地理的特性を生かし、産業発展につなげる海外戦略を具現化したい。  とりわけてアジアのゲートウェイとなっている韓国の仁川空港、台湾の桃園国際空港とのパイプ化は大きな課題だ。新空港国際線は国際化に向けた重要な施設であり、積極的に取り組もう。

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