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久方ぶりの大型台風に肝を冷やされたが、…

 久方ぶりの大型台風に肝を冷やされたが、その後快晴に恵まれ空気が澄み秋の訪れを感じさせる。特に去る9月30日、十五夜の月は晴れわたった夜空に大きく煌々(こうこう)として身にしみ入るように美しかった▼当日、わが家の近くの新栄公園で催された恒例のとぅばらーま大会へ出かけた。老若男女、各年齢層にわたる出演者たちの熱唱は実に素晴らしかった▼考えてみると、歌詞は少しずつ変わるとはいえ、たった一つの同じ曲を入れ替わり、立ち替わり23人の方々が繰り返し歌い、それが2時間余りも続くのであるが少しも飽きない▼特に「返し」の文句などはほとんど同一だが、てんめんとして流れるその声は聴く者の心をどこか不思議なところへと連れて行ってくれるようだ。そしてもっともっと聴きたくなる。名曲のゆえんであろう。よくぞ八重山の人々はこの曲を作り歌い継いできたものだとあらためて思う▼ところで審査員の方々が耳を鋭がらしておられるから、やはり上手下手、あの息継ぎが… などといろいろな評もあるのであろう。さればこそ出演者の意欲もわいてくるというものである。何回も何回も挑戦されている方もおられるという▼しかし私のような者にとってはどの歌もどの歌もあの満月のように美しく、幸せなひとときであった。(八重洋一郎)

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