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衛星航法でJAXAが調査 石垣島上空周辺

GPS搭載機で夜間
精度の高い着陸を追求
 将来的に世界の主流になると予測されている衛星利用測位システム(GPS)を使った航空機の航法でGPSの信号に影響を及ぼすと言われる現象を、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が石垣島上空周辺で調査している。太陽活動の活発化で大気の上層部にある電離圏の電子密度が減少する現象、プラズマバブルが発生すると、GPSの電波を乱し、誤差を大きくする可能性があることから、原因を解明して技術開発につなげる考えだ。  飛行場への航空機の進入は現在、地上に設置されている計器着陸装置(ILS)で行われているが、地形の影響を受けやすい。GPSだと地形の影響を受けず、航法精度が高まり、視界の悪いときでも進入が可能になるという。世界では今年からドイツで運用され、日本や米国などでは実証段階。  JAXAによると、GPSの受信機を搭載したセスナ機でプラズマバブルの現象を観測し、データを集めている。地上での観測調査はこれまでも行われてきたが実際に航空機を使った調査は国内で初めて。赤道に近い南でプラズマバブルが起きやすいため石垣空港を利用した。春分、秋分の日の前後に多く発生することから年2回の調査を予定している。  JAXAが今年3月から運用を始めた新たな実験用航空機(セスナ式680型JA68CE)が、今月3日から石垣空港に待機。石垣島と与那国島の地上に設置した受信機で電離圏異常の発生を確認した後、離陸している。これまで3回実施した。14日までに5回の調査を予定。電離圏異常は夜間に表れやすいため、飛行時間は午後7時半|同11時半に設定されている。  JAXAの航法技術セクションリーダーの辻井利昭さんは「GPSの航法に影響を及ぶす現象を解明、克服し、誤差のない新しい受信システムをつくりたい」と話している。

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