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希少種の絶滅を危ぐ 自衛隊配備の影響講演会

 「自衛隊配備から起こる環境への影響についての講演会」(同実行委員会主催)が10日夜、大浜信泉記念館で開かれた。  同講演会は与那国島への自衛隊配備について、固有動植物への影響が指摘される中、自衛隊配備に伴う自然環境への影響について学ぶのが目的。  今年4月に与那国島の水辺や希少種の生息地を調査した理学博士の屋富祖昌子氏と日本トンボ学会の渡辺賢一氏がそれぞれ講演した。  冒頭、宮良全修実行委員長は「与那国島は決して大きな島ではないが、小さな島の中で山があり、川があり、湿地帯がある恵まれた自然環境だということを再認識してほしい」とあいさつ。  講演で屋富祖氏は「ヨナグニマルバネクワガタが生息している最後の地域であり、種を保存するのに(自衛隊施設建設は)とんでもない影響を与える」と自衛隊配備に伴う自然環境への影響を懸念。  渡辺氏は「希少種と環境省が指定しておきながら、防衛省はそんなものはお構いなしという無神経ぶりは先進国と言えるのか。国が指定した希少種を国が滅ぼすというような愚かな行為は避けてもらいたい」と強調した。  また、自衛隊施設の配置候補地に上がっている湿地に1995年に飛来したコウノトリの映像も紹介され、訪れた市民らは与那国島の豊かな自然環境に見入っていた。

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