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大自然は私たちに安らぎを与える一方で時には…

 大自然は私たちに安らぎを与える一方で時には“牙”をむくことさえある▼先日、台風3号の余波が残る石垣市伊原間の海岸で男性が離岸流に流され、10時間以上も漂流する事故があった。幸いにも自力で岸まで戻り、けがなどなく大事に至らなかったが、一歩誤れば惨事になりかねなかった▼離岸流は、海岸の波打ち際から沖合に向けて生じる局所的な強い引き潮。特に大潮の干満の差が大きいときには潮の流れが増すという。脱出するには、潮流に逆らわず、横切るように岸に平行に泳いで逃れることがポイントといわれる▼昨年は市内川平の吉原海岸で、21歳から35歳までの県外出身女性4人が離岸流に流され、約16時間漂流のあと翌朝無事に救助された。近くの米原の海岸では遊泳中の男性2人が流され、1人が死亡する事故も起きている▼水難事故は、ほとんどがちょっとした不注意と油断が原因で発生する。気象を無視した遊泳、飲酒、自身過剰による無謀遊泳など。人は災害が起こるたびに「あの時、こうすれば良かった」と考える。後悔先に立たずである▼これから夏が本格化するにつれ水と遊ぶ機会が増えてくる。事故防止は、安全へのあくなき追求以外にない。海や川には常に水魔がひそんでいることを忘れず、人は大自然の前で謙虚でありたい。(鬚川修)

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