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波照間海運、貨客船も運休

住民生活への影響広がる
 石垣波照間航路で貨客船「フェリー波照間」(194トン)を運航していた合資会社波照間海運(上原元代表社員)が6月から運休していることが分かった。5月下旬に上原代表が公民館役員らに運休を説明した。再開のメドは経っていないという。同航路には(有)安栄観光(森田安高代表)も運航しているが、貨物船に燃料などの危険物を搭載することができないため、住民に不安が広がっている。  石垣波照間航路はこれまで、同社が国・県・竹富町からの補助を受けて大型の新造高速双胴船「ぱいぱてぃろーま」(80トン、定員120人)と貨客船フェリー波照間を運航してきたが、補助の打ちきりで経営難となり、昨年12月上旬に運休した。  この後、住民の要望で12月下旬から貨客船のみ臨時的に運航を再開したが、5月24日には高速船を予定通り運航できていないため、沖縄総合事務局が運航を命令する行政処分を行った。  同社は数日前に石垣港離島ターミナルから事務所を撤去。同社役員に連絡が取れない状況が続いている。川満栄長町長は「公民館側から運休は聞いていたが、正式な文書は届いていない。5月に社長と会った際は売船の計画もなかった」と突然の運休に驚きを隠し切れなった。  一方、安栄観光の貨物船「第2ぱいかじ」(138トン)は危険物取り扱いの許可を受けていないため、波照間島の発電施設などで使用する燃料が搭載できないが、会社側は「現在申請中」と話している。  町議の嘉良直氏は「燃料タンクがいっぱいの状態で1カ月持つと聞いているが、これから夏植えのトラクターが稼働する時期を迎えるため、燃料確保が気がかりだ」と話し、3日にも川満町長に直談判する考えを示した。  住民からは「安栄観光の貨物船では鉄筋が運べないので工事に支障が出る」「冷凍食品などを大量に運べない状態だ」と生活への影響を懸念する声も相次いでいる。  川満町長は「安栄観光は燃料を運ぶためにいろいろと考えているようだ。住民生活に支障がないように努力してもらい、運航を継続することをお願いしている」と話した。
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