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カンムリワシ一斉調査 過去最多の110羽確認、生息個体数に変化なし

 環境省那覇自然環境事務所(植田明浩所長)は9日、今年3月4、5の両日に石垣島と西表島で実施した「カンムリワシ一斉調査」の結果を発表した。  それによると、石垣島では110羽、西表島では78羽が確認された。  今回、石垣島で確認された数は1998年の調査開始以来、最多となった。また、同事務所では「過年度調査の結果と比較すると石垣島、西表島ともに生息個体数に大きな変化はないと推測される」との見解を示している。  調査は2006年以来、6年ぶりに行われ、石垣島と西表島でボランティアなど約90人が参加。06年の調査では石垣島で78羽、西表島で58羽が確認されている。  過年度調査との確認個体数の比較では、西表島は53羽~104羽で推移しており、今回の76羽は変動の範囲内。  石垣島では56羽~99羽で推移しており、今回の110羽は変動範囲を超えたものの、増加した原因について同事務所は「調査が行われた4日は朝から晴れて気温や天候、風などの気象条件が良好だったことから、カンムリワシが活発に活動したことが要因」とし、生息個体数に大きな変化はないとみている。  同事務所では、生息状況の変化を継続的に把握するため、高密度生息地に調査地を設け、詳細な生息状況をモニタリングすることなどを検討している。  カンムリワシは1977年に国の特別天然記念物、93年に国内希少野生動植物に指定され、絶滅する恐れのある野生生物をリストアップした環境省のレッドリストでは、近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高いとされる絶滅危ぐIA類にランクされている。

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