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デイゴ開花、喜び合う 世持御嶽で祈願と感謝

 【竹富】デイゴヒメコバチの被害から回復したデイゴが今年も開花したことへの感謝祭が7日、世持御嶽と弥勒奉安殿で行われた。島内のデイゴ再生は多くの人たちの協力で行ってきたことから、デイゴの開花を広く知らせようと有志が企画したもの。  島内では2010年1月、「竹富島のデイゴを救おう実行委員会」を立ち上げ、県下でいちはやく薬剤の注入を実施。この効果で昨年春からデイゴが見事に開花したが、同年は東日本大震災が発生したことから感謝祭は取りやめていた。  この日は同御嶽での祈願に続き、参加者が酒肴を持ち寄る「一品携行」で花見会があり、住民や観光客ら約90人が集まった。  ライトアップされたデイゴの木には「感謝」と書かれた大きな横幕。北海道滝川市の職員で、地元のコミュニティエフエムやブログで精力的に募金を呼び掛けている吉住晴美さんや、同会の活動を記録し続けている写真家の大塚勝久さんも駆け付け、「デイゴの花言葉である『夢』をみんなで咲かせることができた」などと、喜びをともにした。  與那国光子さんはNHKラジオの全国放送でこの日の感謝祭を紹介した放送の録音をテープで流し、事務局の亀井保信さんは事業経過を報告し、「今年の薬剤購入費は確保しているが、来年以降のために、さらに募金を呼び掛けていこう」と述べた。  日ごろからデイゴ並木を手入れしている宿泊組合は三線、太鼓で花見気分を盛り上げた。最後は上勢頭芳徳実行委員長が「夢を咲かせてくれたデイゴに感謝し、全国に“うつぐみの輪”が広がって来年も咲いてくれるように」とあいさつした。 (竹富通信員)

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