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魅力的な政策示せ 三つどもえの県議選が活発化

■4年ぶりの選挙戦  6月10日に投開票される石垣市区の県議選は前回の無投票が、今回は2期務めた辻野ヒロ子氏(67)の勇退で保守から新人2人が出馬を表明、4年ぶりに2議席を3人が争う選挙戦が確実に。既に3陣営は、市内に事務所を構えて事実上の選挙戦に突入しており、6月1日告示の本番に向けて水面下の動きは日増しに活発化している。  今回立候補を表明しているのは革新系無所属で4期目を目指す現職で現在議長を務める高嶺善伸氏(61)、いずれも自民公認で新人の石垣エスエスグループ代表取締役・大浜一郎氏(50)と市議の砂川利勝氏(48)の3人。  焦点は保守陣営初の2議席独占なるか、あるいは従来通り保革が仲良く議席を分け合うとなれば、異例の2人公認となった自民は誰が議席を確保するかだ。  「新空港開港と新たな沖縄振興計画スタートの今年を景気回復元年としたい」と訴える現職の高嶺氏に対し、自民新人の2人は「経済の大浜」と「第一次産業の砂川」をアピール、三者三様の政治姿勢で選挙戦を始めている。 ■最大の課題は景気回復  前回は無投票だったが、その前の2004年は、高嶺氏と保守から小底嗣洋、辻野ヒロ子の両氏が立候補し今回と同じ三つどもえとなった。同選挙は初の女性県議あるいは親子2代の県議誕生かで話題性があったものの、投票率は3市町とも軒並み10%前後減り、特に石垣市は62・20%と前回を約11ポイントも下回る最低の投票率となった。  それは新石垣空港の建設位置も決まり、明確な争点がなかったことが大きな要因。年々八重山も政治不信が進んでおり、それだけに今回立候補の3氏は、有権者が進んで投票に出向くそういう夢のある魅力的な政策を示し、活発な政策論議で争点を示すべきだ。  その政策はまだ現段階では出そろっていないが、先に発表した高嶺氏が打ち出した“景気回復”に関しては、八重山の最大の政策課題であり、3人ともに具体策を示すべきだ。  ここ数年、八重山経済は大きく低迷している。それは雇用や賃金にも影響し、まちはかつての元気さが影をひそめている。しかし全国的な問題とあきらめているのか、3市町や政治家の危機意識は薄く、取り組みも弱い。こういう難しい問題に逃げずに、果敢に立ち向かうのが政治家の務めのはず。  有権者はこうした難しい問題に立ち向かう政治家を待ち望んでいる。 ■今年を“離島振興元年”に  仲井真知事は「離島の振興なくして沖縄の振興はない」と離島重視の姿勢を示しているが、新たな沖縄振興計画スタートの今年、八重山選出の議員は他の離島と連携し、“離島振興元年”と位置付けて取り組むべきだ。それが最大の課題の景気回復につながる。  県は同振興計画に基づき新たに創設された一括交付金を、その通り航空運賃低減化などで離島に重点的に振り向けており、八重山にとって千載一遇のチャンスともいえる転換点にある。  それだけに「制度的にこれはできないだろう」と決めつけず、望みを高くどん欲に声を上げ国、県に求めるべきだ。その声をどの候補がどのように県政や国政に届け実現させるのか。  TPPに関しては3氏とも反対し、自衛隊の与那国配備、八重山病院の独立法人化などには三者三様のスタンスだが、ここで言えるのは政策は分かりやすいのが一番。当選したら何をどうしたいのか、総花的にならず分かりやすく提示してほしい。

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