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大量発生メカを解明へ 県がオニヒトデ駆除対策で

 県は2012年度、サンゴ礁に被害を与えているオニヒトデがどのようにして大発生するのか、大量発生のメカニズムの解明に乗り出すことにしている。一括交付金を活用して取り組むもので、12年度予算案にオニヒトデ総合対策事業として1700万円を計上した。サンゴ礁保全対策では、サンゴ礁保全・再生・活用計画(仮称)、赤土等流出防止対策基本計画(同)の策定にも取り組むことにしている。  石垣市内にある環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで13日開催された第2回サンゴ礁生態系保全行動計画フォローアップ会議(座長・灘岡和夫東京工業大学大学院教授、委員11人)で、県自然保護課の担当者が報告した。  オニヒトデの駆除については、発生が確認された後に駆除作業を行う対症療法的な手法が取られているが、県は、大量発生の謎を解き明かすことで大発生を未然に防いだり、周期を遅らせたりするなどの対策につなげたい考え。  同会議の委員で県水産業改良普及センターの鹿熊信一郎主幹は「八重山で大発生している事態がすぐに改善するわけではないが、今後も周期的にこういうことは起きるので、根本的な解決につながる」と話している。  サンゴ礁保全・再生・活用計画の策定に向けた取り組みとしては、09年度から11年度にかけてサンゴの全県調査を行っており、この結果を踏まえて12年度に策定する。赤土対策基本計画では環境保全目標や赤土流出削減目標を設定し、県内各地に設定する数十カ所の重点海域で継続的にモニタリングをするなどして対策を強化する。  同計画は、環境省が関係省庁や関係自治体、学会などの協力を得て10年4月に策定。委員が毎年、計画の進ちょく状況を確認し、今後の進め方について意見交換している。

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