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キャンプ設営規制へ 西表島横断道

保存地区拡大で委員から懸念の声も
ツアー客の安全確保を
 九州森林管理局の2011年度西表島森林生態系保護地域保全管理委員会(座長・芝正己琉球大学教授、委員8人)が3日午後、石垣市商工会ホールで開かれた。会合では3月に拡大される見通しとなっている森林生態系保護地域の課題や区域変更に関する周知について意見交換し、西表島横断道で宿営地となっている第2山小屋跡地が規制の厳しい保存地区に組み込まれるため、横断ツアーがキャンプできなくなることを懸念する声が相次いだ。  森林生態系保護地域は保存地区と保全利用地区に区分されており、保存地区では登山道以外への立ち入り禁止、登山道内でもテントの設営をしないなど厳しい規制がかかる。  西表島横断道には第1、第2山小屋跡地があり、第1山小屋跡地はすでに保存地区に指定されている。3月の保護地域拡大で第2山小屋跡地も保存地区に組み込まれ、宿営できなくなる見込み。  委員からは「第2山小屋跡地が利用できなくなった場合、安全に横断するときはどうすればいいか。第1山小屋跡地を宿営地として利用できるようにしてほしい」「横断道を1日で通り抜けるのは困難。登山者の安全確保を図るためにはどこかでキャンプする場所を認めなければならないのではないか」と宿営地の確保を求める意見が相次いだ。  また、「10年ほど前までは誰も来なかった場所にもツアー客が入ってきている現状がある。何らかの形で規制をかけ、自然保護もできればと思う」「人が森林内に入ることで外来種が侵入する危険性も課題の一つだ」と保存地区拡大を歓迎する声もあった。  九州森林管理局指導普及課の石神友生課長は「テントを張るようであれば(横断路の利用を)遠慮していただくなど、別の方法で自然と触れ合ってもらう形で理解してほしい」と述べ、宮城勇朗計画部長も「貴重な亜熱帯森林を代表する場所でもあり、世界自然遺産登録を見据え、ちゃんとした保護が必要だ」と理解を求めた。  同局では今後、島内5カ所に保護地域に関する説明板の新設を検討しており、チラシ配布やインターネットへの掲載で保護地域の設定目的や各種取り組みの周知を図っていく。
  • タグ: 環境保全西表島
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