中国や台湾で昨年から牛の伝染病「口蹄(こうてい)疫」が続発し、春節など人と物の動きが活発化するのを受け、石垣市の中山義隆市長らは25日午後、市役所庁議室で会見し、口蹄疫の侵入防止に向け、観光施設を含めた靴底消毒マットの設置や畜舎での防止対策の徹底など、侵入防止対策を強化する考えを示した。
口蹄疫は中国の湖北省で昨年12月27日に豚のウイルスが確認され、今年に入っても新たな発生が報告されているほか、台湾でも昨年10月以降5件で発生が確認されるなど、中国、台湾でウイルスの常在化の状態が続いている。
侵入防止に向けては昨年4月4日付(10月1日施行)で家畜伝染病予防法が改正され、農家の責務として(1)施設・敷地の出入り口付近に消毒設備の設置(2)適切な衛生対策(消毒の実施など)(3)飼養状況・衛生管理状況の報告(4)異常家畜・家きんの早期発見・通報(5)埋設地の確保などが示されている。
会見で中山市長は、農家に対し、農場における消毒槽や出入禁止標識の設置などの侵入防止対策の徹底とともに、類似症状を発見した場合、関係機関への速やかな報告を呼びかけたほか、旅行客に対し、発生源となる可能性があることから中国、台湾など発生国からの生肉、ハム、ソーセージなどの畜産物を持ち込まないよう求めた。
また、口蹄疫が侵入した場合、観光産業も大きな打撃を受けることから、観光施設への消毒マットの設置など、侵入防止対策への協力を求めた。
26日午後3時から南の美ら花ホテルミヤヒラで、観光業者向けの消毒マット設置のデモンストレーションを行うことにしている。
石垣空港では昨年11月11日から、国内・国際線ターミナル入り口の2カ所の乗降客用に加え、整備士や清掃員など関係者用の消毒マットを5カ所増設している。
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