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整備進む離島港湾施設 各島に旅客ターミナル

乗降客の安全を確保
本年度で黒島・波照間も完成
離島苦 ひとつずつ軽減
観光客受け入れの条件も
 沖縄が本土復帰(1972年)してから40年を迎える。この間、多額の公共投資で基盤整備が進み、八重山では2009年度までに8700億円余が投入され、各離島の港湾整備も進み、新石垣空港の開港も間近に迫るなど交通インフラ整備が整ってきた。中でも、竹富町内各離島の港湾施設は年次ごとに更新整備も行われており、離島苦がひとつずつ軽減されている。 ■離島振興事業費  県地域・離島課がまとめた離島関係資料だと、県内の離島振興事業費(市町村単独事業除く)には2兆7400億円が投入され、このうち八重山圏域の事業費は全体の31.7%を占める。  島別では▽石垣島5588億円▽竹富島153億円▽西表島992億円▽鳩間島76億円▽由布島1000万円▽小浜島183億円▽黒島134億円▽新城島(上地)17億円▽新城島(下地)9億円▽波照間島458億円▽与那国島1077億円となる。  今後、石垣市では新石垣空港をはじめ、空港アクセス道路や八島新港地区整備、竹富町は生活保全航路や更新時期を控えた海底送水管の取り換え、与那国町は祖納港整備などの公共事業が引き続き必要となっている。 ■港湾整備  石垣港を中心に竹富町内各離島を結ぶ離島航路は竹富、小浜、黒島、西表仲間、西表上原、鳩間、波照間で高速フェリー会社による定期便が運航し、白浜船浮間など離島間航路も定期ルート化が進んでいる。  港湾施設は西表仲間港で01年に旅客ターミナルが整備されたのを皮切りに、各離島港湾で旅客ターミナル・待合所の整備が進み、石垣港離島ターミナルも07年に新築移転。11年度には県が黒島港、町も波照間港で漁港施設の整備を進めている。  県港湾課によると、各港湾施設の利用状況は09年度の乗降客数で▽竹富75万8200人▽小浜37万9500人▽黒島9万2300人▽西表船浦(上原港含む)19万9600人▽白浜1万6800人▽西表仲間53万1200人。  取扱貨物量は▽竹富6046トン▽小浜1万1292トン▽黒島6304トン▽西表船浦(上原港含む)8813トン▽白浜867トン▽西表仲間4万5976トン。  各港湾は離島住民の生活、観光客の入域、物流拠点には欠かせない施設となっており、今後も利便性向上に向け、安定的な更新整備が求められている。 ■離島航路  石垣港と竹富町内各離島を結ぶ定期航路は八重山観光フェリー、安栄観光、石垣島ドリーム観光、波照間海運の4社が運航。  石油価格の高騰に伴い、八重山観光フェリーと安栄観光では共通チケット制を導入し、厳しい状況ながらも離島住民にとっては実質的に船便が増え、利便性が向上した。  一方、石垣波照間航路は国、県、市町村が航路運営で生じた欠損額を補助する離島航路補助を波照間海運が受けて運航していたが、安栄観光の定期便参入で補助対象航路から外れ、波照間海運の運航が一時運休になった。  波照間海運の貨客船運休は物流面で住民生活に大きな支障が出る可能性もあり、島の基幹産業でもある黒糖の出荷への影響も懸念されており、安定的な物流体制の確立が求められている。

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