Category: 芸能・文化
12月開催は80年ぶり
600年誇る国指定重文
【竹富】竹富島最大の祭事で国の重要民俗無形文化財に指定されている「種子取祭(たなどぅい)」の奉納芸能が1日、世持御獄で古式ゆかしく始まった。2日間の日程で行われる奉納芸能1日目は庭の芸能と玻座間村を中心とした舞台の芸能36演目が披露された。会場には地域住民や郷友会、観光客など島内外から大勢の観客が詰めかけ、次々に繰り広げられる竹富ならではの伝統芸能を堪能した。
農作物の豊じょうと島民の繁栄を祈願する祭りは、1977年に国の重要民俗無形文化財に指定され、約600年の歴史を持つ。今年は旧盆と節祭の已亥(ツチノトイ)の日が重なったため、80年ぶりに12月に入っての奉納芸能となった。
この日は、早朝から神司や公民館役員らが同御獄で神事を行ったあと、雨模様のあいにくの天候にもかかわらず、庭の芸能がにぎやかに繰り広げられた。
勇壮な棒や婦人たちによる「マミドー」「ジッチュ」、石垣郷友会の「祝い種子取」、勇壮な「ンマヌシャ(馬乗者)」を奉納。児童生徒の太鼓と女性たちのウディ棒は雨のため取りやめた。
引き続き玻座間村の「舞台の芸能」では、ファーマー(子や孫)を引き連れた弥勒(ミルク)や「組頭」「ペーク漫遊記」など狂言、石垣郷友会や東京郷友会による舞踊「かたみ節」などが次々と繰り広げられた。
今年は東京郷友会から約150人がツアーで来島、石垣や沖縄本島の郷友らとの再会を喜びながら故郷の祭りを楽しんだ。
奉納芸能が終わると、「世乞い(ユークイ)」が行われ、観光客も参加し道歌を歌いながら、島は遅くまで祭り一色に染まった。
奉納芸能2日目は午前9時30分から庭の芸能、同11時ごろから仲筋村の「舞台の芸能」32演目が行われる。
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