アヒャー綱、大綱引きで最高潮に
五穀豊穣(ほうじょう)に感謝し、来夏世(クナツユー)の豊作を祈る石垣市四カ字の豊年祭は18日午後、新川の真乙姥(まいつば)御嶽でムラプールが行われた。会場には各字・団体の色鮮やかな旗頭13本が奉納され、婦人の巻踊りほか数々の奉納芸能が披露された。女性だけの奉納綱「アヒャー綱」では「サァー、サァー、サァー、サァー」のかけ声とガーリーが祭りを盛り上げた。祭りのクライマックス、ツナヌミンと大綱引きは万余の市民の熱気で、盛り上がりは最高潮に達した。
晴天に恵まれたこの日は、石垣市で最高気温33.2度を記録。前日のオンプールと同様に真夏の日差しが照り付けた。ムラプールの開始時刻が近づくと、会場周辺には各字や公民館、団体の旗頭が集結し、太鼓やドラ、ホラ貝が鳴り響いた。
境内では、入嵩西整新川字会長の主催者あいさつに続いて、新川字会が「田」と「矢」の旗頭を奉納。記旗(シルシバタ)と五穀を手にした子どもたちを先頭に長老、婦人たちによる踊りや鼓、鍵払(ガギバライ)などが次々と奉納された。
このあと、双葉公民館、大川、石垣、登野城字会、JAおきなわ、石垣島製糖、石垣中や八重農の旗頭や太鼓の奉納、婦人らの巻き踊りなどが次々と繰り広げられた。
「五穀の種子授けの儀」に続き、「アヒャー綱」でブルピトゥ(棒貫人)の石川光子さん(64)が神司から授かったブル(貫棒)棒で雌雄の大綱を結び付けると、取り囲んだ女性たちがガーリーを乱舞し、祭りは一気に盛り上がった。
石川さんは「ブルピトゥの役が決まってから、健康にだけは気をつけてきた。無事に大役を果たすことができてほっとしている」と感激した様子。
このあと、会場を真乙姥御嶽の西側に移動。日が西へ傾きかけたころ、たいまつに灯がともされ、東西からなぎなたとカマを手にした武者が登場、勇壮なツナヌミンを演じ、市民や観光客が参加して大綱を引き合った。
コメントしてください。(
)