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真夏の夜、ほのかな香りを放ち、淡いピンク…

 真夏の夜、ほのかな香りを放ち、淡いピンク色の花が垂れ下がるようにして咲くサガリバナ。幻想的な雰囲気を醸し出すサガリバナは、この時季を彩る花として毎年話題となり、人々を虜(とりこ)にして止まない。その群落が北部の平久保で見つかり、脚光を浴びている。平久保在住の米盛三千弘さん所有の畑周辺にあり、その数は200本を下らないという▼米盛さんがサガリバナの自生地に気付いたのは4年前。農道を覆っていた雑草などを伐採したところ、次々と出てきたという▼筆者も興味を引かれ、一昨日、現地を訪ねてみた。あいにく、花を見ることはできなかったが、自生地に足を踏み入れるだけで、それとなく夜の雰囲気を想像できた▼島の人目につかぬところは大抵、ごみの山だが、ここも例外でなく、米盛さんが不法投棄のごみや雑草を取り払うなどして、多くの人々がサガリバナを楽しめるようにしている。さらに、自生地の中に石を敷き詰めて遊歩道を設け、夜でも花を観察できるように、足元に明かりを配してある▼人知れず咲いてきたサガリバナの群落を見つけたとき、米盛さんも「雑草の山からお宝」という気分になったに違いない▼このサガリバナの自生地がいつか、平久保活性化の切り札になることを願ってやまない。(南風原英和)

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