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「デイゴ再生元年」から2年目となった今年…

 「デイゴ再生元年」から2年目となった今年、郡内各地で開花情報が相次いだ。「ひとひらでもいいから、深紅の花を見たい」。そんな人々の願いに応えるように、デイゴもしっかりと花を付けた▼学校が巣立ちの季節を迎えるころ、デイゴはその時期の風物詩だった。しかし、ヒメコバチ被害で花が途絶えてからは“非日常の風景”が島中を覆っていた▼こんなデイゴ危機を救おうと、害虫駆除の薬剤も開発されたが、1本当たりの費用が高い。しかも、1回の駆除では効果が上がらないため、防除は容易ではない▼デイゴ再生プロジェクトが始動した石垣市では、一般からの寄付でNPOが駆除に動き、懸命な作業の甲斐あって、学校や公共施設で真っ赤な花びらが次々と花開いた▼中でも、竹富島のデイゴはあっぱれだ。いち早く実行委員会をつくって、駆除に取り組んだことが功を奏し、港から集落に至る町道大舛線のデイゴも9割がみごと開花した。募金が集まるまでの間、自らの年金を担保にして、公民館予算から費用を立て替えてもらい、難関を乗り切った公民館長の上勢頭芳徳さんは「これを契機にデイゴまつりをしたい」と意気込む▼地域起こしのまつりは数多いが、人と花が共鳴し、デイゴを愛(め)でるまつりは、県内のどこにも例がない。(南風原英和)

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