八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

原発事故の後始末はなかなか片着きそうもない…

 原発事故の後始末はなかなか片着きそうもない。先日避難所を訪れた管総理に「全閣僚もここに泊まって」と食いさがっていた人々の声が悲痛である▼ところで元素は放射線を出して他の元素に変わっていく(放射性壊変)わけだが、その際質量が減ってその分エネルギーが発生する▼原発はそのエネルギーを使っているのだが、例えばその燃料のもとになっている天然ウランの原子量が現在の半分になるまでの時間は46億年である。使用済み放射性廃棄物でさえ万年単位の厳重管理が必要だという。その間それはずっと放射線を出し続けているのだ。現在放射能をなくす方法はない▼いったんコトが起こると人間の手によっては制御できないもの、被害が人間的時間のコントロールの範囲を超えるものに人間は手を出すべきではなかったのだ。今回まさしくそのことが証明されたのだから今こそ原発を考え直さなければならない▼科学の能力を信ずるとしても、その科学が具体的に放射能その他を除去する方法を確立するまでは原発に頼ることをやめ、必要とあらば生活のレベルを引き下げなければならない▼ちなみに放射能による初めての犠牲者はラジウムを発見したあのキューリー夫人であろう。科学の最先端にいた人に起きた全く思いもかけなかった悲劇である。(八重洋一郎)

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム