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「暑さ寒さは彼岸まで」というが、今年の天候は…

 「暑さ寒さは彼岸まで」というが、今年の天候はどうも変だ。21日の「春分の日」、県内各地は夏日となり、竹富町波照間島では気温が28.4度まで上昇、6月上旬並みの陽気に包まれた▼ところが、翌日からはまた寒さが戻るという寒暖の激しい日が続いている。チョウも、こんな異変にだまされない。3月と聞くと、八重山はもう若夏へ向かう季節。花の蜜を求めて、チョウやハチが忙しく飛び回るころだ▼しかし、そのチョウの舞う姿が見られない。公園や花屋、わが家の庭でも百花繚乱だが、ふだん、よく見かけるモンシロチョウやキチョウ、シロオビアゲハが今年はまだ姿を見せない▼チョウやトンボの生態に詳しい渡辺賢一氏が1980年代に2年間にわたって行った調査結果によると、チョウには活動に適している温度帯があり、18度を下回ると活動が止まるという。また、温度帯に微妙な部分があって、20度を上回っても曇っていると活動しないらしい▼気象台によると、3月は全般的に平年より気温が低い日が多い。石垣島は昨日も気温が19.3度までしか上がらず、最低は16.1度だった▼チョウがいなくなったわけでなく、どこかで出番を待っているはずと渡辺氏が言うように、花から花へと蜜を求めて、チョウが舞う自然界の事象が恋しい。(南風原英和)

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