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尖閣諸島「固有動植物の保全を」 新納琉大名誉教授が講演

 八重山広域市町村圏事務組合主催の「尖閣諸島学術調査に見る尖閣諸島の自然」をテーマにした琉球大学名誉教授の新納義馬(にいろ・よしま)氏による講演会が14日午後、石垣市民会館中ホールで開かれた。  市の「尖閣諸島開拓の日を定める条例」制定記念式典に伴い、2010年度人材育成事業「黒潮塾」の一環として開かれたもの。  新納氏は植物社会学の調査として1953~80年にかけて6回の渡島調査を実施。著書では「尖閣列島の植生」などを執筆している。  講演で、新納氏は尖閣諸島のうち、魚釣島、南・北小島、久場島の動植物調査内容を報告。魚釣島に持ち込まれたヤギが繁殖し、生態系を破壊していることについては「ヤギが魚釣島の植物を食い尽くす可能性がある」と懸念を示し、「尖閣諸島は多くの固有種が生息しており、固有種の損失は甚大な損失につながる。そのうえ、尖閣には多くの海鳥が生息しており、それだけの海鳥を養う豊富な漁場がある。そのことを皆さんに共有してほしい」と述べ、尖閣諸島に生息する動植物の重要性を強調した。  また、尖閣諸島で確認されていたアホウドリについては国の国内希少野生動植物種にも指定されており、「世界でもアホウドリが繁殖しているのは伊豆諸島の鳥島と尖閣諸島だけだ」と指摘、アホウドリの生息環境保全に向けた国の施策を訴えた。

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