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マスコミが戦争の真実を伝えてくれないので…

 「マスコミが戦争の真実を伝えてくれないので自分で伝えるしかない」。2004年に紛争地イラクで拘束され、自己責任論で日本社会からいじめにあった北海道出身の高遠菜穂子さんの言葉は重たい▼心ない嫌がらせにあっても志を曲げなかった高遠さんは、その後も一貫してイラク支援に励みイラク人の日本への偏見、敵対視を取り除く役回りに徹し現地の人々と強い信頼関係を築いている▼最近では支援の傍ら、国内外でイラク戦争とは何だったのかを問いただすイラク、アメリカ双方の元兵士たちの証言や撮影した映像などを使っての講演活動に努めている▼マスコミ云々は、戦争当事者の衝撃的な証言や映像などの事実が報道では薄められ、戦争の真実にほど遠くなっているもどかしさへのいらだちから思わず出た言葉のようだ。国民には、事実を直視してと明晰(めいせき)に訴え続けている▼先日の石垣島講演会から。「当時、20数人の外国人が拘束されたが私を含めて丸腰は後々全員解放された。ひとりイタリア人が自衛用の拳銃を持っていたため、その場で射殺された」▼イラクの元兵士が沖縄の街を見て語った「オキナワは米軍基地の名前だと思っていた。民間人も住んでいるんだね」。県内の憲法9条の碑文を見て「戦争を放棄しても戦争の支援はするんだね」(仲間清隆)

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