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「子どもへの声かけを」児童虐待防止シンポジウム

5氏が意見交換「子育て見守る環境を」
 児童虐待の未然防止や早期発見を地域社会に浸透させることを目的とした児童虐待防止シンポジウム(主催・石垣市、市要保護児童対策地域協議会)が13日午後、市健康福祉センターで開かれ、児童委員や一般市民多数が参加した。基調講演やパネルディスカッションを通して、人権意識や保護者に対する周囲の支援、子どもたちへの声かけなどの重要性が強調された。   基調講演は比嘉正央氏(HIV人権ネットワーク沖縄理事長)が「人権を通して生き方を考える」と題して行い、「根底にあるのは一つ。存在の価値、たった一つの存在であることを子どもに教えてあげること。常に子どもを大切にする行動を取っていく必要がある」と語りかけた。  「子どもたちを守るために、地域力を高めよう」をテーマにしたパネルディスカッションは、本村真氏(琉球大学准教授)を司会に東蔵盛進(市児童家庭課長)、宮良清盛(石垣人権擁護委員協議会長)、中元幸治(八重山病院こころ科医師)、真喜志克也(八重山署生活安全課長)、島袋裕美(県中央児童相談所長)の5氏が課題や取り組みを報告した。  このうち東蔵盛氏は、石垣市の現状を紹介したうえで「市の取り組みだけでは困難。連携を深め、子どもたちが安心して暮らせる地域社会づくりに頑張ろう」と呼びかけ。宮良氏は、手紙で相談を受けるミニレターについて「いじめに関するものが最も多い。学校とタイアップしながら子どもたちの悩みを解決する手だてになれば」と述べた。  中元氏は「疾病により子どもを養育できない場合もある。(患者本人の)自助努力と周囲の支援がかみ合うことが臨まれる」と指摘。少年非行の実態を報告した真喜志氏は「深夜はいかいなど生活の乱れが非行を招く」として親の役割を強調した。  島袋氏は、虐待の未然防止について「日ごろから子どもたちに目をかけ、声をかけてもらいたい。身近な人が何かおかしい、不自然だという直感の気づきが大切。1人で悩まず3人以上で判断を」とアドバイス。地域力を高める取り組みとして▽子育てを見守るネットワークを▽子育ての悩み・大変さを語れる場を▽子育ての中にも人権を▽子育ては楽しいと思える環境をと呼びかけた。
  • タグ: 虐待
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