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里海で生物多様性を 白保で世界海垣サミット始まる

参加地域が事例報告
きょう共同宣言
 2010世界海垣(いんかち)サミットin白保(主催・WWFジャパン、白保魚涌く海保全協議会)が30日午後、白保公民館で開幕した。初日は開会式のあと、参加地域が取り組みや課題について意見交換する世界海垣サミットを行い、人の手が加わることで生物多様性が高まるという「里海」の考え方を共有した。  サミットは、WWFサンゴ礁保護研究センターの上村真仁氏の司会で行われた。冒頭で「里海と海垣の関係」について話題提供した鹿熊信一郎氏(県八重山農林水産振興センター)は「里海の課題は人の手を加えることで生物多様性を高めることができるかどうかだが、私はできると思う」と述べ、恩納村のサンゴ養殖や白保の海垣復元の事例を紹介した。  保全協議会の山城常和会長は、中学生とともに行った海垣復元の経緯に触れ、「子どもたちには、海垣で捕れる魚を生活の足しにしなさいと言っている。昔の白保の海に戻ってくれたらと思う」と話した。  フランスのオレロン島、韓国・忠清南道(チュンチョンナムド)の舒川(ソチョン)郡、ミクロネシア連邦ヤップ島、スペインアンダルシア地方チピオナ、台湾・澎湖列島、大分県宇佐市、長崎県五島市、竹富町小浜島など参加地域から報告があった。  それによると、オレロン島では14基のイクルーズ(海垣)がユネスコの世界遺産に指定されており、保全・修復には予算がつく。ヤップ島ではヤップ州歴史保存局が所有者に費用を出して13基を完全に復元した。同局の担当者は「海垣で魚の家をつくっており、持続性のある漁業ができる」と利点を紹介した。  一方、韓国の舒川郡では、国の観光プログラムにより復活したが、観光客の利用増で自然破壊が深刻化しつつある現状も報告された。  31日は午後1時から開会式に続き、基調講演や共同宣言の発表などがある。
  • タグ: WWF環境保全
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