外国人の消費拡大に期待
通訳養成専門学校も
福岡と那覇などで外貨の両替サービスや通訳サービスなどを展開している(株)ティスコジャパンの二宮徹代表が2日午後、石垣市観光協会事務局で記者会見し、10月中に市内で外貨両替サービスを実施することを明らかにした。また、これと合わせて翻訳や通訳、通訳派遣サービス、通訳養成専門学校の開設などにも取り組み、「石垣島を世界の石垣島にしたい」(二宮代表)としている。両替サービスについて市観光協会の大浜一郎副会長は「(台湾側に)いいアナウンスができる。消費拡大につながる」と期待を込めた。
島内には、クルーズ船やチャーター便などで、台湾から大勢の観光客が来島している。だが、日本と国交がない関係で銀行や郵便局で両替ができず、観光客は現地や船内(上限1人1万円程度)で両替し、島内で買い物をしているのが現状で、以前から両替所の必要性が指摘されていた。
同社は九州、沖縄10カ所で両替サービスなどを展開。このうち、県内では那覇空港やわしたショップなど4カ所で実施し、台湾ドルを含め、全18通貨で両替を行っている。
市内では、今年のクルーズ船寄港が終了する10月中には港湾施設内に仮設両替所を開設。他地区と同様な両替サービスを開始したい考え。空港内への開設や利便性向上のため、国内初となる可動式の両替所の開設も検討している。スーパーなど施設関係への通訳派遣業務も計画。「言葉だけでなく、接客ができる人材を派遣したい」としている。
二宮氏は、クルーズ船などで大勢の外国人が来島するのに対し外国語が話せる人材が不足していることを指摘。「地元で通訳できる若者を育てることが大事」と述べ、市内で通訳者養成の観光専門学校の設置にも意欲を示した。
離島の高速船内のアナウンスや食品を含めた多方面の表示などで多言語の必要性も指摘。「受け入れ態勢を考え、消費拡大につなげてほしい」と話した。
二宮氏は「石垣島に両替所を開設し、付加価値の高いサービスを提供することで、観光発展や消費拡大につながると思う。進出に対し勝算を持っており、必ず結果を残せる自信がある」と話した。
同協会の大浜副会長は「両替は以前から懸案だった。ここ(石垣市)で両替ができることは、台湾側にいい発信ができる。消費拡大にもつながる」と期待した。
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